この装置は、
オートレース補助事業
により購入した機器です。

 熱分析装置
 


写真:本体外観写真
1.機器の概要
本機器は、プラスチック、ゴム、金属などの温度を、プログラムで変化させながら、発熱・吸熱量、重量、変形量の変化を測定することにより、特性を評価します。 主に、タイヤ、ホース、パッキン、防振材など、ゴム製品の耐熱性・耐寒性評価や、プラスチック成形品の不良原因解析、炭素材料・無機材料の焼結条件の検討、金属部材料や、表面処理の耐熱性評価に用いられます。
2.機器の仕様 ※本機器は、NETZSCH社製の下記3種類の測定装置から構成されています。
(1)示差走査熱量計(DSC) DSC214-SKK27 Polyma ●測定項目:融解温度、ガラス転移温度、結晶化温度、比熱容量等 ●検出方式:熱流束型 ●温度範囲:-50℃から600℃ ●昇温速度:0.1から500℃/min
(2)熱重量/示差熱同時測定装置(TG/DTA) STA2500-TKK27 Regulus ●測定項目:昇華、熱分解、脱水等、重量変化と熱的変化の同時測定 ●天秤構造:上皿式作動型 ●温度範囲:室温から1400℃ ●昇温速度:0.001から100℃/min
(3)熱機械測定装置(TMA) TMA4000SE-SKK27 Regulus ●測定項目:熱膨張率、熱変形、硬化温度等 ●荷重発生法:電磁荷重方式 ●温度範囲:-150℃から1100℃ ●測定モード:圧縮・引張り・曲げ荷重法、刺入法、粘弾性法
※試料の状態や測定条件によっては、仕様の範囲内であっても対応できない場合があります。
3.お問合せ先
工業技術研究所(本所) 化学材料科 / 電話:054-278-3025