今回のEMCセミナーは午前、午後の2部構成で実施します。午前の部では、xEV(電気自動車、ハイブリッド自動車等、電動車の総称)におけるノイズの発生プロセスや国際規格等で規定されるイミュニティ試験法、それを活用したテストプラン策定の勘所について解説します。午後の部では、2023年に改訂された自動車の静電気試験規格(ISO 10605)と今春改訂されたばかりの民生、産業機器の静電気試験規格(IEC 61000-4-2)の改正ポイントと電源線過渡ノイズ試験の解説を行います。

1 日 時 令和7年8月29日(金)午前10時00分から午後5時00分まで

2 会 場 浜松工業技術支援センター 大研修室(浜松市浜名区新都田1-3-3)

3 プログラム
①車載機器における耐ノイズ試験法の解説とEMCテストプラン策定の勘所
 午前10時00分~午前12時00分     IMV株式会社 貝山 光雄 様

 xEVの内部では、搭載されるLV/HV系機器の様々な要因で発生したトランジェント系やサージ系ノイズにより、他の搭載機器の正常な動作に影響を与えることから、それらのノイズに対する耐性を持つことが必須となっている。
 本パートでは、それらのノイズ発生プロセスや国際規格等で規定されるイミュニティ試験法の解説と、各試験法を活用したテストプラン策定の勘所について説明する。

②車載・民生・産業機器の静電気試験規格の改正ポイントと電源線過渡ノイズ試験の解説
 午後1時00分~午後4時30分  株式会社ノイズ研究所 石田 武志 様

 自動車のESD試験規格ISO 10605は、2023年、民生・産業機器のESD試験規格IEC 61000-4-2は、今春改正発行された。それぞれの改正ポイントと関連性、独自な要求などをESDの基本的な現象を交えて解説する。また規格外要求である微小ギャップ放電の現象などにも触れる。
 電源線のノイズ試験では、国際規格で要求するEFT/B試験と日本で普及しているインパルスノイズ試験の概要と特性の違い、正しい試験にするためのポイントなどを解説する。

【希望者】
③試験機器展示(静電気、ノイズシミュレータ)、展示機器やEMC試験に関する個別相談会
 午後4時30分~午後5時00分   IMV株式会社、株式会社ノイズ研究所

4 定 員 50名

5 参加費 無料

6 申 込 
 ふじのくに電子申請サービスにアクセスし、お申込みください。
 https://apply.e-tumo.jp/pref-shizuoka-u/offer/offerList_detail?tempSeq=16918

 

 ※ 送付いただいた個人情報は、主催者からの連絡や情報提供・事務処理に利用します。
 ※ 講師には参加者名簿を提出いたします。

7 締 切 令和7年8月22日(金)(定員に達し次第、終了とさせていただきます)

8 問合せ先 浜松工業技術支援センター tel. 053-428-4155 機械電子科 原口、山田